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ニュースレター 自動車事故

  • cocorokirakira-day
  • 4月11日
  • 読了時間: 2分

自動車保険が出ない』という気になる記事を見た

 競走馬や精密機器を運ぶ大型車と事故になると、とんでもない額の賠償金を請求される。競走馬に対しては、保険が下りなくて賠償金を全額自腹で出さないといけないとのウワサが、まことしやかに語られているというもの。

それでは、とんでもない額とはいくらなのか、競走馬に保険が使えないという話は本当で自腹で払うことになるのか。

 動物は高額の競走馬であろうが法律上『物』として扱われ、物であれば自動車保険の

対物賠償保険を無制限で契約していれば事故の加害者となり、たとえ高額な金額を請求されても負担すべき賠償金は保険会社が加害者にかわり全額支払うことになる。(無制限であればそれが何億でも)

当然精密機械で超高額であっても同じで、故意にぶつけたとかでなければ、対物賠償保険の範囲内でカバーできることになる。



追記

動物がらみで一つ、「愛犬であり家族として生活してきて、子ども同然である、愛犬を『物』とはどういうことか」とのお話がよくある。気持ちはわかり、さっするところではあるが、相手の一方的な過失で愛犬が不幸にも事故で亡くなられたとしても、やはり法律上『物』としての賠償となる。一般的な市場取引価格になる。そして『物』の価値の賠償を受ければ気持ちの部分も賠償されたとの考えであり、慰謝料とかは請求はできないのが現状である。

ちなみに車が相手方の一方的な過失で全損(修理代が車の価値を超えること)になった場合、その車に強い思い入れ(思い出の車・父の形見とか)があったとしても、車の価値には考慮されない、一般的な市場価値の判断となる。

ちなみ②に全損だから修理できないとは限らない。機能上・技術上修理できない場合もあるが、修理代が車の価値を上回るだけなのでお金を掛ければ修理できるのが大半である。価値を超えて修理する価値がその車にあるのかというだけである。基本的には車の価値を賠償すればそれ以上を支払う義務はないが、今は保険の特約として対物超過賠償保険(上限金額有)がある。被害者が車の価値を超えてでも修理したとの要望があれば一定金額の中で修理代を全額払ってもらえる保険もある。

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